· 

夢への第一歩

あっという間に夏が過ぎ、秋風を感じるようになりました。

どんな夏を過ごされましたでしょうか?

 

私は、今年は例年では珍しく日本でゆっくり自分の時間を過ごす選択をしました。なかなかゆっくりと創作の時間を取れずにいましたが、この夏は思う存分描く時間を過ごしていました。

 

幼少から40年近く抱き続けていた夢がありました。

その夢に近づく為に学校に通いその道を模索していた時もありました。

10年近く創作から離れていた時間の中でもその想いはずっと胸の奥底にずっとありました。再び絵筆を握った時に今だから描けるものがあるかもしれないとこの数年描く歓びを再び感じながら描いて来ました。

でも、夢は行動を起こさない限り夢であり、憧れの方が強くても漠然と想うだけでは実現しないものだと気付き始めました。 やりかけても、やっぱり無理かもと心のどこかで想う自分もいました。

今年、自分の時間をゆっくり過ごす中でその事も含めて自分と対峙する機会を持てたような気がします。 

恐れや心配はどこから生まれるのか…それはきっとやってみたことがなかったからなのだと思います。

結果を先に考えて躊躇するのではなく、本当にやりたいことは結果ではなく、まずはやってみる事なのだと… 幼少の頃のピュアな自分から勇気をもらい、先日夢を叶える為の一歩を踏み出しました。

そんな大げさな事ではないのかもしれませんが、自分にとっては本当に40年目の第1歩だったので…

 

自分が本当に好きなこと。この人生でやっていきたいこと。これを魂の計画と呼ぶのかもしれませんが、私の中で原点に還った時に出てきた答えに従い進む勇気を持つ事にしました。

まだまだ道は長いのかもしれませんが、自分が絵を通して伝えて行きたいこと、もっと研ぎ澄ませながら続けていきたいと思っています。

いつか、この一連の作品が誰かの目に見て頂ける日を心待ちにしながら続けて行きたいと思います。

 

自分にとっての大きな一歩を踏み出した朝、通勤の際に空を見上げていたら、20代で出逢い惜しくも病で30代で亡くなった2人の友の存在を強く感じました。皆で過ごしていた時間、いつも私の作品を心待ちにしてくれていた2人。頑張って夢の続きを叶えてね!とエールをもらったような気がしました。

不思議な事に、別の心友が、同じ朝見た夢で、(その心友は亡き友には逢ったことはなかったのですが)私の亡き友が出てきたそうです。

”私の絵が必要な人に届くように作品達が意思を持って旅立った”のだと絵を見送る夢だったようです。

 

命尽きても、想いは繋がっているのだということ。ピュアな想いは天に届いているのだと伝えてくれたのだと思います。

 

素敵な季節を皆様過ごされますように。